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ショートヘアーに込めるもの

先頃、長寿ギャグ漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が最終回を迎えるというニュースが流れました。
『こち亀』の愛称で親しまれたこの作品は連載開始が昭和51(1976)年というから、実に40年も続けていることになります。これだけ長く続いていれば、漫画には興味がないという年配の方でも、1度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

長きに渡り笑いを振りまいてきたこの作品、実は日本の文化・社会風俗史を知る上で貴重な資料になるそうです。主人公の両津勘吉が少年時代を語るときには、昭和30年代40年代の古き良き日本が描かれるし、その後に訪れたバブル時代のディスコブームや不況になってからの庶民の食生活など、時代を象徴するものを茶化して笑う、あるいは、ちょっと考えさせるといった場面が何度も出てきます。

女性の髪型についても歴史を表しています。両さんが子供の頃の近所のおばさんといえば、いつも口うるさくて髪を乱暴に結び、こめかみには小さく切った湿布を貼っていますし(あれは頭痛を抑えるためのものだそうです)、若い女性は飾り気のないセミショートです。

それが日本の経済成長とともにサーファーカットやウルフカット、聖子ちゃんカットにワンレン、茶髪の巻き髪・盛り髪など、どんどん変化していきます(上の髪型、全部わかる人は結構なお歳です)。
「近頃は黒髪の女子高生を探すのに苦労する」という両さんのつぶやきには、納得させられたこともありました。
髪型とは時代を反映する鏡です。皆さんは、これまでにどんな髪型をしてきましたか? 昔の髪型はそのときあなたが生きていた時代の鏡であり、今の髪型も今の時代の象徴です。いくつになっても、時代を映す髪型ができるように維持していきたいものです。両さんは漫画だから歳を取りませんが、生身の私たちはそういう訳にはいきませんから。

いつの時代もしたい髪型ができるよう、今のうちから精進、精進。時代を超越した視線を持つ両さんでさえ、たまには今風の女性に恋をすることもあるのです。栄養のバランスを整えて、しっかり運動して、いいシャンプー使ってくださいね。





2016年09月01日 vol.01:ショートヘアーに込めるもの

2016年09月16日 vol.02:『こち亀』は髪型の歴史も映す
2016年10月03日 vol.03:背伸びする時期がないと少年は“男”になれない、と思うのですが…
2016年10月23日 vol.04:やっぱり男は外見で勝負?
2016年11月09日 vol.05:髪にとって最大の敵は、ストレスが蔓延する現代社会かも??
2016年12月02日 vol.06 少し大人しい時代だからこそ、80年代がきらめいて見える
2016年12月22日 vol.07 ドラマチックではないけれど、着実な日常こそがヘアケアの基本です。


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